子どもたちの歓声ひびく「STORY FESTA2023」、絵本、手遊び、食べ物紹介も
東久留米国際友好クラブ(HIF)は10月25日、東久留米市立中央図書館の「STORY FESTA2023~多言語によるおはなし会」に協力し、絵本の読み手として参加しました。2012年から毎年開催されており、今年は3カ国の読み手が絵本「たまごのあかちゃん」(ネパール語)、「ねずみくんのチョッキ」(韓国語)、「にじいろのさかな」(オ-ストラリア・英語)を読みました。コロナによる入場制限もなく、会場には日本人や外国ルーツの子どもや親子連れがたくさん訪れ、楽しいひと時を過ごしました。
佐々木吾一館長の開会挨拶の後、3人が国旗を持って登場、国旗のデザインの由来を語りました。ネパールは太陽と月、三角形はヒマラヤを、韓国は真ん中の円の赤と青で天地を、オーストラリアはイギリスとの関係からユニオンジャックと6州を表す星をそれぞれの国旗のデザインにしているそうです。
3カ国語による「こんにちは」「ありがとう」も子どもたちは大きな声で練習しました。
日本人はあまり知らない3カ国の珍しい食べ物も紹介しました。ネパールは餃子のような形の国民食「モモ」、韓国は豚肉をキムチなどと一緒に野菜で包んで食べる「ポッサム」、オーストラリアは野菜ベースの塩辛い発酵食品でトーストに塗るとおいしい「ベジマイト」が紹介され、参加者の興味をそそっていました。
全員参加でやる「手遊び」も盛り上がりました。職員の方やボランティアが加わり、ネパール語の「フルーツソング」、英語の「小さいクモさん」の歌に合わせ、楽しく手遊びをしました。おはなし会の会場は、子どもたちの元気な歌声や掛け声がひびき、双方向の楽しいイベントになりました。中央図書館からは子どもたちに記念のワッペンがプレゼントされました。外国のことを知る面白さや、絵本に込められたメッセージも伝わったのではないでしょうか。